【防大質問】質問コーナー vol.7 | 私がパワハラを受けたのはなぜ?(一年前を振り返って)

質問コーナー

今回の質問はあんさんから頂きました。実際の質問は以下の通りです。

防衛大学校の一次試験を合格し二次試験前の息子がいます。同期に腹を殴られたり平手打ちされたりするという記事を見て驚愕しています。今振り返ってなぜそういったことをされたのか見当がつきますでしょうか?それとも無差別に行われるものなのでしょうか?息子は絶対に帰ってこないと言っていますが防衛大学校でやっていけるか心配でたまりません

確かにそういったことが無差別に起きるのかそれとも何か原因があるのかは非常に気になるところですよね。特に息子さんが入学されるのならなおさらです。というわけで今回の記事では私がどうして同期から暴言・暴行を受けてしまったのかを振り返りたいと思います。そもそも私の受けたパワハラの経緯を知らないという方は下の記事を先にご確認ください。

前提:ほかの部屋の事は分からない

前提としてですが私は他の部屋のメンバーたちの夜の様子については分かりません。私がパワハラを受けていたのは消灯後ですが基本的にその時間は部屋の外に出ることが出来ません。私がその時間帯に外に出たのは基本的にトイレに行くときのみでそのほかは隠れて歯を磨くときや教官から呼ばれたとき(退校の際の相談)、パワハラ上級生に連れまわされたときです。したがって基本的に私は消灯後の他の部屋の様子を知りません。そのためもしかしたら他の部屋でも私が受けたようなことをされている人間が沢山いるかもしれないしそうでないかもしれません。それは指導教官ですらわかることではありません。

今回はそういった前提を理解していただいたうえで私がある程度希少な事例であるという仮定の下振り返っていこうと思います。

結論:ルームメイトたちはストレスを受けていたから‼

私が彼らに暴力を受けたのは彼らがストレスを受けていたからです‼

これが大雑把な結論ですがこれでは納得できませんよね? ではなぜ私のルームメイトだけ暴力をふるうようなレベルでストレスを受けていたのかという話になります。そこで登場するのがパワハラ上級生です。ここではロバさんと呼ばさせていただきます(名前に意味は特にありません)。別の記事でも解説いたしましたが、消灯後は数少ない一学年の心休まる時間です。ですがそこにロバさんがやってきたらどうでしょうか? ちょっと想像してみてください

(ヤバイ 今何分だ? 2915か ゴミも出して靴墨も落とした
後は部屋に走りこむだけだ‼ 急げ急げ)
部屋に戻って扉をバタンと閉める
(消灯ラッパが鳴り終わって楽しみな消灯時間がやってきたぜ‼
ちょっと気になってた動画でも見るかなぁ)
そこでロバさん登場 
ロバ「おい ソロークこっちこい!!」
ソローク「はい 今行きます」
(うわ あいつまた呼ばれてるよ やりたいこと出来ないし普通にやめてほしいよなぁ)
1時間後
(まだ指導されてるよ 本当にやめてほしい なんで俺らの時間まで阻害されるんだよ)

という風に感じるのではないかと思います。こんな感じで私のルームメイトたちは一般的な防衛大学校の学生が受けるストレスよりも多くのものを受けていたのではないかと推測できます。こういった経緯で溜まったストレスをロバさんが部屋に来る原因である私に向けたのがことの原因ではないかと思っています。

このような事態を防ぐために

こういった事態を防ぐためにはどういった対策を打つべきでしょうか? 私が思うに答えは二つあります。これらについて解説していきます。

パワハラをする上級生を無くす

一番簡単なのがパワハラをする上級生をゼロにするいうことです。そもそもロバさんがいなければ私のルームメイトたちは余計なストレスを受ける必要はなくおそらく彼も私を深夜に暴行暴言をしなかったでしょう。パワハラ上級生がいなくなれば他の部屋の人間にとっても嬉しいことですからね。そのためパワハラをする人間は更生させるか退校させるのがいいのではと思います。

寝室対番制度を導入する

もう一つは寝室対番制度を導入することです。寝室対番制度は私が勝手に呼んでいるものですが、要するに寝室に寝室メンバーの対番となるような上級生をおいてはどうかという話です。時期によって部屋のメンバー構成は変わりますが、私のいた時期と大隊では寝室は基本的に一年生だけの部屋になりました。その結果確かに上級生がいないという点でリラックスすることは可能になったかもしれませんが監視の目がなく不誠実な力が寝室内部で行使される結果となりました。一年生が夜にリラックスできるかつ不誠実な力の行使を防ぐためには寝室対番的な上級生を用意するといいかと思います。対番であればそんなに気を使わなくて済みますしある程度のストレスには慣れていると思うので不誠実な力の行使を防ぐことも可能です。

まとめ

あんさん 質問ありがとうございました。こういった問題を解決していくことが防衛大学校運営において非常に大切なプロセスだと思いますので防衛省の偉い方にはしっかり頑張っていただきたいなぁと常日頃思っております。また息子さんが息子さん自身にとってより良い決断をできることを願っております。他にも何か質問等ありましたらこちらからお願いいたします。

事後の行動にかかれ わかれ

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