自衛隊に興味津々の皆さん、どうもこんにちは。ソローク学生です。この記事を読んでいるといることは防衛大学校に興味があるという人が多くいると思います。では防衛大学校に入るにはまず何をするべきでしょうか? 運動すること?勉強すること? いいえ地本に行くことです。今回は防衛大学校に入校するなら絶対に行くべき場所:地本を紹介していきます。多くの防大生がお世話になった地本とはどのような場所なのでしょうか。
そもそも地本って?
地本とは自衛隊地方協力本部の略で自衛隊に関する広報活動や募集活動、試験等に関する援助を行っています。各都道府県にひとつずつ設置されており(北海道は広大なため四つ)その都道府県にある地本の地域事務所を統括しているのです。また、地域事務所に関してはいくつかの市区町村に区域が分けられ設置されています。
地本自身は陸上自衛隊の指揮下にありますが、いらっしゃる方々は陸海空自衛隊から選抜され階級も曹・士から尉官、佐官まで様々です。そのため、一般的な入隊方法で入隊した方から、少し特殊な防衛大学校や高等工科学校から入隊された方など様々な方々からアドバイスをいただいたり、リアルな話をしていただくこともできます。
地本に行くメリットとは?
では今回は、防衛大学校入校者に絞って地本(地域事務所を含む)に行くメリットをお伝えします。
防衛大学校受験に関する豊富な知識を得られる
現在、受験は情報戦だといわれるように防衛大学校受験でも情報が非常に大切です。ネットで防衛大学校のホームページにアクセスすれば試験日や試験科目は分かりますが、それ以上の情報は入手することが出来ません。ではその情報はどこで集めるのかでしょうか。その答えは地本です。なぜなら、地本は何度も防衛大学校に受験生を送り出してきた経験があり豊富な情報が集められています。なぜ情報が集まっているかというと、地本は受験が終わった学生に試験内容に関する聴取やアンケートを行っているためです。受験の手続きや高校でなにをする必要があるのか、試験の中身はどのような物か、防衛大学校の中身は実際どんなものなのかといったことを教えてくれます。
実際に入試に必要なことの練習をさせてもらえる
地本で手に入るのは情報だけではありません。では何が手に入るのか・・・ それは経験です。防衛大学校の入試(正式には採用試験)は少なくとも面接が必要で、総合選抜を受ける場合は体力試験、推薦を受ける場合は集団討議(ディスカッション)が追加で必要になります。ですが、個人的にこれらの問題に対処しようにも限度があります。そこで頼りになるのが地本です。先ほど申し上げた通り地本は防衛大学校の入試に関する情報を常に集めており、それに基づいた練習を入校希望者に施しています。
面接に関しては今までされた質問の提供やその答えの作り方などのレクチャーに加え現役の自衛隊幹部の方に実際に面接の練習をしていただくことが出来ます。また集団討議も実際に出た議題の提供やセオリーを教えてもらい、ほかの入校希望者とともに練習することが出来ます。
自衛隊に関する特別な体験をさせてもらえる
入校希望者になると一般人に比べ地本からの扱いが大きく変わります。まずは自衛隊のイベントに積極的に招待されます。それらのイベントは一般人に開放されているものから入隊希望者のみに提供されるものまで沢山あります。例えば一般に公開されないものだと最新鋭潜水艦たいげいの体験乗船などがあり本当に貴重な経験で防衛大学校に行った後も役に立つものです(ちなみに私が行ったときは民間人で二団体目)。また、一般に公開されているものでも書類記入が必要な部分を顔パスで通ることが出来たり様々な恩恵があります。
モチベーションUPにつながる
受験に必要なモチベーションも地本で得ることが出来ます。だって、目の前にあこがれの自衛官がいらっしゃるんですもの。それだけでなく実際の自衛隊に関する経験なんかも聞くことが出来るので、いやでもモチベーションは上がり受験に対する真剣度も爆上がりします。
まとめ
今まで申し上げたことからもわかる通り、地本は対防衛大学校の最強の予備校といえます。防衛大学校を受験するにあったって地本に行くことはメリット以外の何物でもなく、デメリットは皆無です(イベントや相談にあたってお金を取られることはありません)。という事でまずはお近くの地本またはその地域事務所に行ってみましょう。ネットに書かれている時間帯ならばアポなしで行けると思います。広報官に住所や電話番号を聞かれることがあるのでいつでも答えられるようにメモしておきましょう。こちらからお近くの地本のホームページに行ってみてください。質問・要望等があればこちらからお願いします。ではまた次の記事で
事後の行動にかかれ 分かれ
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