【新入生必見】別班っているの?| 防大退校後のあるある

関連知識

こんにちは。今回は皆さんが防衛大学校を退校した場合に備えてどのようなことがあるかあるあるを紹介したいと思います。あるあるというか私が経験したことですが、カジュアルなものからヘヴィなものまで全部を記しました。皆さんの退校の判断になると幸いです。

別班っている?と聞かれる

周りの人に防大を辞めた話をすると一番最初に聞かれるのがこの質問ですね。知らない方のために説明しますと別班とはドラマ『VIVANT』で登場する自衛隊に属する諜報機関です(『VIVANT』は未履修なので間違ってたらごめんなさい)。この質問の答えはズバリ・・

私みたいな下っ端が知っているわけがあるかー   ですね。

説明させていただきますと、防衛大生は自衛隊員であり階級を持つ自衛官ですらありません。そんな防大生が知っているような制限レベルの情報でしたら、とっくにデータが出回っていてもおかしくありませんからね。私の勝手な推測ですが、もし別班があるとしたらその存在は国家機密レベルなので日本が解体される時か時効等でしか明らかにならないと思います。

行動が変化するようになる

帽子をつけて外出するようになる

自衛隊に入ると屋外にいる際は帽子を着用するように強制されます。その習慣が残り、退校後にも帽子をつけるようになりました。ちなみに帽子を浅くかぶることを帽子のつばが阿弥陀の後光(後ろからくる光)に似ていることから阿弥陀被りと言い、指導の対象になるので気をつけましょう。

口調が変化する

防衛大学校はもちろん自衛隊の学校なので口調は自衛隊で使われるものが基礎になっています。したがって退校後も口調が自衛隊チックになります。今回は私が意図せず使ってしまう自衛隊用語を二つほどお話しします。

失礼しました

結構有名な話ですが、防衛大学校においてすみませんでしたは禁句です。理由としては幹部となるものが簡単に誤るなというものです。私も何度もこれに関して、「失礼しましただろぉ」とか「すみませんでしただとぉ」みたいな感じで指導されました。そういうわけで日常生活でも「すみません」というところを「失礼しました」というふうに言い換えています。

承知しました

防衛大学校では「わかりました」と言うのでは無く「承知しました」と言います。注意点としては「了解しました」は禁句ということです。なぜなら防衛大学校において「承知しました」は下の人から言われたことに対して理解を示すために使い、「了解しました」は上の人から言われたことに対し理解を示すために使うと考えられているためです。新入生の皆さんは「承知しました」を使うように心がけるようにしましょう。間違えると指導対象です。

今思ったんですけど、漫画とかで上官からの命令に了解‼︎って答えているのはなかなかすごいことですよね。承知ではなく了解を使っている上に敬語ですらありませんからね。

辞めたことを後悔する

三つ目は「辞めたことを後悔する」です。もちろん防衛大学校にいるときは辛くて辞めたくなります。でも辞めるとなんであんな指導で辞めてしまったのだろうと後悔するんですよ。防衛大学校の思いが強ければ強いほど、その後悔はひとしおです。おそらく他の人もあるようで私の教官には「後であんな指導でなんで辞めてしまったのだろうと思うことがあるかもしれない。でも防衛大学校の退校は新しい目標へのスタートだから気にするな」と言われましたね。

自分の将来に絶望する

こうなるんですよねー。元々私は本気でたくさんの人々を助けたいと思って防衛大学校に入ったタイプ(防大では結構珍しい)なんですが、そうなると人生の予定が幹部自衛官でがっつり固定されてました。そこでいきなり防衛大学校を退校すると今までの自分の努力の価値やこれからは何を目的に生きていけば良いのかが分からなくなります。本当にこの時は月単位の時間で絶望してましたね。懐かしい。

周りの人に対して気まずくなる

こうなるんですよ。家族はいいんですが高校の時のクラスメートや地元の人たちに対して気まずくなります。それぞれお話ししますね。

クラスメート

私が高校三年生の卒業式の時、クラスで1人ずつ何かみんなに話すみたいなことがありました。その際周りのみんなは「今までありがとう」とか「〇〇大学のやつは4月からもよろしく」みたいな話をしてましたね。そこで私は何を言ったかと言いますと「俺はみんなが頑張れる環境を全力で作りにいくから、みんなも頑張ってくれ」なんですよ。これを言って退校した後・・・気まずいですよね。こんなことを言わなくてもちょっと気まずくなりそうですけど。

地元の方

前提なんですが、春から防大生ということを地域のおじいちゃんやおばあちゃんに伝えるとそれはもう祝福されます。本当に熱がすごくて、さも未来の日本国英雄かのような扱いを受けるわけです。それに加え【来年から自衛隊に入る人を送り出す会】みたいなのが市とかで開催され、大々的に送り出されます。そんな状態で防大から逃げ帰ってくることの気まずさは尋常なものではないですよ。

気まずさに関して話しましたが、こっちが勝手に思っているだけであちら側はそこまで気にしていなかったりします。退校後も気軽に話しかけてみてください。

防大生を見るとなんとも言えない気持ちになる

私は神奈川の人間なのですが、休日に歩いていると防大生をよく見かけます。そうするとなんとも言えない気持ちになるんですよね。勝手に分析するとおそらくやっかみだったり自分の実力の無さに落胆しているのだとは思いますがね。これを克服する術は・・・ごめんなさい自分もわかりません。今でもなんとも言えない気持ちになりますから。

まとめ

今回は防大が辛くてやめるとこんなふうになるというモデルを一つお伝えしたく執筆しました。私の家がおそらく裕福な方ではあると思うので食べ物に困るといったことはありませんでしたが、やはり精神的にくるものはいくつかあります。防大の退校を判断する際には今回お話ししたことと防大での辛さを比較して決めていただければと思います。何か質問・要望等ありましたらこちらからお願いします。ではまた次の記事で

事後の行動にかかれ わかれ

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