【曜日感覚維持はウソ】海上自衛隊金曜日のカレーの真実 | 防大小話 vol.2

未分類

こんにちは。ソローク学生です。今回は防大小話の第二弾です。まだ第一弾を読んでいない方はこちらから。今回も防衛大学校生活で役に立つ情報が沢山含まれる少しクスッと笑えるお話を紹介します。防大生活に参考になれば良いと思っています。

海上自衛隊 金曜日のカレーの真実

自衛隊に興味のあるみなさんなら一度は聞いたことがありませんか? 海上自衛隊では船の中で曜日感覚を保つために金曜日にカレーを食べることになったと。実はそれデマなんです。確かに曜日感覚を養うのに金曜日のカレーは一役買っているのかもしれませんが、金曜日にカレーを食べるようになったのは別の理由があるのです。今回金曜日のカレーの真実をお話ししましょう。

自衛隊は軍事組織なのでもちろん例外はありますが、週休二日制ではなかった昔には船は月曜日の朝に出港し土曜日の昼頃に戻ってきていました。その後乗組員たちは昼過ぎから上陸をするわけですが、お昼を食べるには非常に微妙な時間です。お昼ご飯を食べるにしては遅いものの何も食べなかったら夜までお腹が空きます。そこでお昼ご飯は艦内で食べようということになりました。では何を食べるのか? 調理場の人間はこう考えました 

「そや なんでも余り物ぶち込めるカレーにしたろ」

というわけで海上自衛隊の皆さんは土曜日のお昼にカレーを食べるようになりました。月日が流れ、週休二日制になると一日ずれ皆さん金曜日にカレーを食べるようになりました。これが金曜日のカレーの真実だったのですね。ちなみにこの話は海上自衛官をしている私の小隊指導教官から聞いたもので、その際は本当に驚いたのを覚えています。

荷物の取り違えは命の危機

皆さん自分と同じ名字を持つ人が日本に何人いるかご存知でしょうか? 私の苗字と同じ苗字を持つ人はたくさんいるのです。今回は自分と同じ名字の人が多くいたために起きた悲劇をお話しましょう。

一学年は朝食を食べるために食堂に向かう際、課業鞄を携行することがあります。食堂に到着すると課業カバンを食堂の前にあるラック(上の写真)において食事をとった後に鞄を回収して再び隊舎に戻ります。そこで悲劇が起きました。課業鞄には自分の大隊のシンボルマーク、所属中隊と名字が書かれたネームプレート(上級生になると要員が分かれるのでカラフルになる)が貼り付けられています。とある日、焦っており第一大隊の同じ苗字の学生の課業鞄を持って帰ってしまったのです(私は第四大隊)。一つ弁明させてください。第一大隊と私が所属する第四大隊のシンボルマークの色合いは似ている上に、一年生のうちはネームプレートが全員白色で区別しにくいのです(完全に悪いのは私ですが)。ではその後どうなったのかという話ですが、これまた大変でした。

この問題を解決するには単純に鞄に書いてある中隊の部屋に向かって、取り違えを詫び交換してもらえれば万事解決でしょう(それでも入室要領という非常にめんどいものを行う必要がありますが)。私はそう思いその中隊の部屋をくまなく探しましたが、探しているネームプレートはどの部屋の前にもありませんでした。念の為と思い第一大隊全体の部屋をみて回りましたが、結局空振りに終わりました。何かおかしいぞと思い思考を巡らせていると、一つの可能性に気づきました。それを確認すべく失礼ながら鞄を開けさせていただくと、そこにあったのはなんと女性ものの筆箱ではありませんか(なんつー確率だよおい 71期生の女子は14%)。男子学生は各寮四階にある女子学生エリアに入ることはできず、コンタクトを取る際は女子学生の方から出てきてもらう必要があります。そのため私は女子学生エリアの目の前の扉で彼女を待ちながら、私の中隊の同期に私が探している学生を知る人がいないかを確認する不審者となっているのでした。その後は大幅に時間を食った後に扉から出てきた初対面の同じ苗字の学生に詫びを入れ、鞄を交換した後に自分の隊舎に戻りました。そしてその後には私に部屋清掃、プレス、ピカール、靴磨きをしているいる時間はありませんでした。その後はお察しの通り課業行進時にいろいろと指導をくらったわけです。

元気にしてるかなぁ 第一大隊のあの学生

推しの子上映会

私は2023年の春に防衛大学校に入校しましたがその時世間で非常に有名になっていたアニメといえば『推しの子』ですよね。防衛大学校でも人気があったようで、おそらく非公式なものの第一大隊の隊舎で『推しの子』鑑賞会が開かれていました。第四大隊の私がなぜこれを知ったのかというと、校内メールで全校生徒宛に「推しの子見ようぜっ‼︎」みたいな連絡が流れたためです。高学年になるとどこまでも自由なんだなぁとしみじみ思うその頃でした。

いつの間にかエセ関西人

防衛大学校のような陸海空自衛隊の幹部を育成する学校は日本全国どこを探しても防衛大学校だけです。そのためいろんな地方、いろんな県から学生が集まります。結果として私の同じ寝室にいた学生も多種多様で、大阪から来た同期が「〜やん」と話し、おそらく中部地方から来た同期が「〜けん」と話すわけです。もともと標準語を話す私にとって非常に貴重で興味深い経験でした。そんな中で生活していると圧の強い大阪弁に負けて大阪弁が私の言語に侵入してくるようになりました。そのため退校後に家族から「どうして大阪弁?」とよく聞かれるようになりました。

ミャンマーから来た彼との借用書

私の中隊の一年生にはミャンマーから来た留学生がおり、寝食を共にしていました。とある休養日、そんな彼からお金がないからお金を貸して欲しいと言われました。私は「最近中隊関係の費用が嵩んでたしなぁ もともと留学生の給料は低いって聞いていたしミャンマーは政変があったから大変だったっけなー」と思って借用書にサインをさせて幾らか貸しました。ここで補足ですが学生間のお金の貸し借りは服務違反なのでしないようにしましょう(脱柵時に初めて知りました)。

お金を貸している状態で脱柵したので退校する際に指導教官の目の前で返してもらいましたが、聞くところによると彼にお金がないのはただの無駄遣いだったそうです。とにかく防衛大学校でお金の貸し借りはやめましょう。

防大生の機密事項

防衛大学校に入ると機密の扱いに関するレクチャーを受けます。一年生全員が記念講堂に集められレクチャーを受けるわけですが、その際はスマートフォンを持ち込むことが禁止されていてレクチャー自体もある程度の機密になっています。そのレクチャーでは防衛省の情報保全隊の方がいらっしゃり機密の保全に関するお話を聞きます。おそらく実際に左派の方が投稿しているであろうビデオを見せられたりしてなかなか強烈でしたが、その中で強調されていたのが「防大生は一生をかけて籠絡するだけの価値がある」ということでした。防衛大学校生は将来自衛隊幹部になり一部は将官さらには幕僚長になる人間です。そのため防大生のうちに何か弱みを握っておいて、高級幹部になった際に脅しをかけるなんてことができてしまうわけです。夢見波事件(実際に防大生が北朝鮮のスパイに接触を図られていた事件)のようにならないよう気をつけるようとのことでした。

お湯から上がったら体を洗おう

お風呂っていいですよねぇ。1日の汚れと疲れを流れ落としてくれる至高の時間です。ですが防衛大学校の湯船は疲れは落としてくれますが、汚れは落としてくれません。なぜか? それは防衛大学校の湯船は一週間に一回しか入れ替えられないためです。そのため一度湯船に浸かったらまた体を洗う必要があります。まぁどちらにせよ一年に湯船など浸かっている暇はありませんがね。確か私のいた頃には1日に一回湯船を張り替えよう運動みたいなものがあった気がします。皆さんが二年生になる頃にはそうなっているといいですね。

お疲れ様ベッド

皆さん防大生のカッター訓練についてはご存知だと思いますが、カッター本番の日一年生にはお疲れ様ベッドという非常にハイレベルな試練が待っています。基本的に一学年の上対番はニ学年でありカッターに参加しています。一年はカッターが終わって宿舎に戻った後すぐに上対番の寝室に向かいお疲れ様ベッドを作るのです。お疲れ様ベッドとは簡単にいうと上対番のものを使ってなんか面白いものを作ろうみたいなもので、ベッドにあるシーツ、毛布だけでなくロッカーにある作業着、ヘルメットなどを用いて作品を作り上げていくのです。自衛隊を5年経験している猛者同期が使えるものをフル動員して人形を作っているのをみてレベルガチげぇと思ったのはいいお話です。

私の場合はのしに描かれているあわびを作りましたが、のちに言伝で聞いたところ私の上対番はなんなのかさっぱりわからなかったとのことでした(エッ ナンデ⁉︎)。

チョコボーロ爆買い

自衛隊でブラックサンダーや羊羹がよく購入されているという話を聞きますが、私の場合はチョコボーロ(いちご味)を爆買いしていました。一般的には「演習中のおやつに♩」といった理由で購入されますが私の場合は別でストレス発散のために購入していました。防衛大学校ではストレスがアホほど溜まりますがそういったものをしっかりと発散していく必要があります。本当は間食はいけないのでスマホ等の別のストレス発散手段を用意しておきましょう。売店に行けば20箱入りのチョコボーロ(いちご味)が見つかると思います。

まとめ

こういった話を思い出すのは実は皆さんからの質問を読んだ時だったりします。差異というのは聞かれないと気づかなかったりするので。是非是非質問をこちらからお願い致します。ではまた次の記事で

事後の行動に書かれ わかれ

コメント

タイトルとURLをコピーしました