【国防関係】行って気づいた台湾と日本の違い4選 | 有事に対する備え方

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こんにちは。先日台湾を訪れ、満喫してきたソローク学生です。今回は街中を歩いたり現地の方々と話して感じたり知った台湾と日本の違いを紹介していきます。もちろん台湾と日本の違いなどいくらでもありますので、主に国防に関することを取り上げていきます。中国の脅威がちらつき台湾有事などもがリアルな問題として迫ってきている台湾の実情をご覧ください。注意点として台湾に行ったのは2023年の9月末なので情報が古くなっていくことがありますがご了承ください。

街のいたるところにシェルターがある

台湾の街中を歩くと上のようなマークがある施設が多く見受けられます。これらのマークは台湾の警政署が作ったもので2023年の3月から使われている防空避難のシェルターを表すデザインです。台湾では人口密集地にある5階建て以上の工場や6階建て以上のマンション、商業施設等にはシェルター等の防空設備の設置が義務づけられています。またそれ以外にも地下鉄の駅や学校にもシェルターが見受けられました。台湾全土にこういった設備は10万6000個ほどあり8665万人ほど収容できるとされています。つまりこれらのシェルターは約2400万人の台湾人を全員収容することができます。

年に一回全国民が参加する防空訓練がある

この訓練は万安演習と呼ばれ年一回行われ、台湾全土の全国民が参加します。万安演習は敵国の空襲に備えた訓練で街中にはサイレンが鳴り響き、スマートフォンにもアラート付きのメッセージが届きます。その通知が届いたら先ほど申し上げたシェルターに入り警報の解除を待つ必要があるのです。この30分間は外に出てはならず、警察官に見つかると約14万円から68万円の罰金が取られます。地価の電車は動いているものの本番と同じような状態になります。実際に国民全体が動くことで本番さながらの訓練・フィードバックが出来ますね。

一般的な学校で軍事教練がある

我々日本人からすれば銃というのは生活からはかけ離れた存在ですが、台湾の学生にとっては身近な物とは言えないまでも触れる機会がいくつかある存在となっています。なぜなら台湾の学校では軍事教練があるためです。私もこれを最初にホテルの受付の方から聞いて驚きましたが本当に行っているようです(台湾の軍事について聞いたらいろいろ教えてくれました)。内容としては基本教練と呼ばれる歩き方・方向転換・待機の仕方などを学んだ後、ヘルメットや防弾チョッキを着用し実弾射撃に挑みます。セーフティの解除等も自分で行うので台湾の学生を経験された方はみんな銃が使えるそうで驚きです。またそのほかにも教官による今までの戦役の机上演習などもあるそうです。

国防を意識させるような子供向けの絵本がある

今回の台湾滞在中に本を5冊ほど購入しましたが上の写真のような本がありました。その名も『守護台湾領土的 海空英雄』です。発売されたのは2023年の9月で比較的新しい本になっています。この本には小学生の主人公に台湾軍に所属する家族が軍人としての考え方などを教え実生活に活用するといったことや家族が乗っている戦闘機や艦艇が台湾の空や海を守っているといった内容が記されています。また最後のおまけページにはパイロットのなり方や艦艇の部署の紹介だけでなく領空や領海の概念などが書かれており絵本にしてはかなり踏み込んだ内容になっています。

蛇足ですがこの本を買ったのは淡水信義線の中山駅と雙連駅を結ぶ地下道内の本屋さんで、地下道の片側が全部本屋さんになっています。この本も約1700円ほどで売っていますので行く機会があればぜひ購入をしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は台湾と日本の違い4選を紹介しました。大国の周辺の海(マージナルシー)に存在し、中華人民共和国との対立を抱えるからこその国防に対する国民全体の真摯な姿勢が見られたと思います。我々日本もこういったことを学んでいけるとよいですね。他にも台湾で経験した紹介したいことは沢山ありますが今回はこの辺にしておきましょう。質問・要望等あればこちらからお願いいたします。ではまた次の記事で

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