【新入生必見】退職した私に給料が振り込まれた話 | 防大の給料について話します

関連知識

2023年12月18日、銀行から入金の通知がスマホに届きました。現在絶賛ニート中の私に入金なんてものは滅多にないのでなんだなんだと銀行のアプリを開くと、なんと防衛大学校から給料が振り込まれているではありませんか。私は一瞬間違って振り込まれたのではないのかと思い、防衛大学校内部の方に連絡をとってみると面白いことがわかりました。今回はこの事件についてお話しします。

一般的な給料について

まずは防衛大生の給料についてお話ししたいと思います。防衛大生は特別職国家公務員であり、世間で言う給料である手当が支給されます。支給される手当は二つに分けられます。一つ目が月給に当たる学生手当で、私が在籍していた際は月に120,200円支給されました。任意の保険に入らなかった私の手取り額は100,224円でした。ちなみに去年までは支給額が117,000円だったのでこれからもどんどん給料は増えていくと思われます。

もう一つの手当はボーナスに当たる期末手当で6月と12月の二回に分けて支給されます。去年は合計で368,550円支給されていました。期末手当にはその年に勤務した割合の分の手当が支給されるという特徴があり、一年生が最初にもらうボーナスは数万円くらいなのでご注意ください。二年生からは満額もらえるのでご安心ください。

退職した私に給料が振り込まれました

最初にお話しした通り、なんと防衛大学校から退職した私に給料が振り込まれました。今回誤って防衛大学校が支給したのではないかと思い、防衛大学校の内部の方に連絡をとり確認をとりました。すると帰ってきた回答は「今年度分の特別職国家公務員の給料が年度はじめに遡って支払われることになりました」とのことです。これどういうことかと最初思ったのですが、実は去年の11月に行われた給与法の改正に関係があるようです。

改正給与法

2023年11月、特別職国家公務員の改正給与法が可決され施行されました。先ほど申し上げた通り防衛大生は特別職国家公務員なので給与改正の影響は我々にも及びました。在籍時、私は120,200円が支給されていましたが、今回の給与改正によってこれからは131,300円が毎月防大生に支払われます。またこの賃上げは2023年の4月に遡って適用される(4月から賃上げされた額の給料が支払わられていたことにされる)ので差額の給料である11,100円が私の在籍月分支払われたというわけです。給与法改正の結果、来年度から入校する72期生以降の学生は131,300円が毎月支払われることになりました。2022年にも防大生の給与は改正されており来年度に再び改正される可能性は十分あるでしょう。

まとめ

今回は退職した私に防衛大学校からお給料が出た話をお伝えしました。もし来年にも給与法が改正すれば私と同じ経験をする退職者が出てくると思います。これらは決して誤送金ではありませんのでご安心ください。給料についてお話ししましたが、他にも防大生の福利厚生に関しても話したいのでこの記事に書き足すか新しい記事を作る予定です。ご期待ください。何か質問・要望等ありましたらこちらからお願いします。ではまた次の記事で

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